コラーゲンは、腱、皮膚、骨、軟骨、血管などの結合組織で最も豊富なタンパク質です^＊2。
生物学的半減期が15年と長く、遅い回転率のため、時間と共に糖化の程度が蓄積されてゆきます^＊3。そのため、糖尿病など糖化が起こりやすい病気は、最初は全く症状が無くても長い時間をかけて徐々に病態が進行してゆくことになります。美容面でも一度出来てしまった＜染み＞＜シワ＞を改善させることが難しいのはこのためです。糖化を起こさないようにすることが重要です。

参考文献

^＊2Gelse K, Poschl E, Aigner T. Collagens--structure, function, and biosynthesis. Adv
Drug Deliv Rev 2003; 55: 1531-1546. DOI: 10.1016/j.addr.2003.08.002

^＊3Verzijl N, DeGroot J, Thorpe SR, Bank R, Shaw N, Lyons T, Bijlsma J, Lafeber PJG, baynes J, TeKoppele J. Effect of collagen turnover on the accumulation of advanced glycation end products. J Biol Chem 2000; 275: 39027-39031. DOI: 10.1074/jbc.M006700200